人工透析治療
- 水質管理の徹底と透析液浄化
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仁悠会では、「透析液の清浄化」を徹底し、日々の透析療法に常に最新の知見を導入し、安定した透析、リスクに配慮して安心して受けてもらえる環境を提供します。
人工透析においては、大変重要なことです。エンドトキンと呼ばれる毒素はかゆみ、低血圧等の様々な透析合併症の原因とされています。当クリニックでは週1回のRO水作成装置の次亜塩素酸による消毒や、コンソール標準設置のフィルター以外にも透析液通過ラインにフィルターを設置し、エンドトキシンの除去に取り組んでいます。また週2回透析液のエンドトキシンを測定し、検出感度以下に厳重に管理しています。透析液の細菌検査は、培地での検査、濾過液での検査を各コンソール末端、カプラーで行い、1/10の3乗以下のレベルで管理を行っています。
透析液は、セントラル方式でキンダリーを採用、最長5時間透析の長時間透析も行い、最新のオンラインHDF用コンソールも導入しております。
最新の知見に基づき日々、良き医療を提供できるように、対応致します。
- 食事療法について
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血液透析を導入しているとはいえ、それだけで腎臓の代行が全て行えるというわけではありません。疾患の悪化、合併症の予防のためにも日常の食事での栄養管理が重要になります。
食事というのは、本来楽しむものであるにもかかわらず、制限ばかりに重点を置き、味気ない食事を仕方なく食べていては、空腹を満たすことはできますが、心を満たすことができないと考えています。医師や看護師など、他のスタッフとの連携や、患者様とのコミュニケーションを重視し、個人に対応したきめ細やかな、より満足できる食事を提供していきたいと思っています。
栄養相談に関しては、家庭でも食事管理ができるよう、分かりやすい説明を心がけるとともに、食事管理をする上での悩みの解決や、調理の負担を少しでも軽減できるようなアドバイスをしていきたいと思います。